市販品がなければ作る!フードスタイリストが撮影現場でDIYするこだわりの世界
こんにちは!どなプリ代表の山田晶子です。
写真や動画の中で、料理を一番美味しく、魅力的に見せるのが私たちの仕事。
そのためには、料理に合わせる食器やクロス、背景の小道具選びに一切の妥協はできません。
しかし、撮影直前になって「どうしてもイメージに合う食器がない!」「理想のサイズの小道具が見つからない!」というピンチに直面することもあります。
そんな時、私たちフードスタイリストはどうすると思いますか?
実は、「なければ、自分たちの手で作る」のです。今回は、そんな撮影の舞台裏にある「手作り(DIY)」のこだわりについてお話しします。
📷 こだわりその1:理想の形と色を追求する「食材の手作り」
フードスタイリングでは、時に既製品の食材を使わず、イチから手作りすることがあります。
例えば、ラーメンの撮影に載せる「チャーシュー」。
- 既製品だと脂身のバランスや形が均一すぎて、写真に撮った時にリアルな美味しさが伝わりにくい
- 撮影のコンセプト(昔ながらの中華そば、あるいは洗練されたモダンな一杯など)によって、求められる「巻き方」「厚み」「焼き色」が全く異なる
そのため、イメージに完全に合致するチャーシューを自分たちで仕込みます。スープに浮かべた時に一番美しく見える角度や、タレの染み込み具合まで計算して手作りするチャーシューは、まさに写真のための特別な1枚です。
🕯️ こだわりその2:空間のバランスを整える「小道具の手作り」
手作りするのは食材だけではありません。テーブルコーディネートを仕上げるインテリアや小道具もDIYの対象です。
最近の撮影で手作りしたのが、テーブルに添える「キャンドル」。
市販のキャンドルは素敵なものがたくさんありますが、いざお皿やグラスの横に並べてみると、「あと1センチ低ければ器に被らないのに…」「このコーディネートには少し白すぎるな…」といった絶妙なズレが生まれることがあります。
カメラのレンズを通した時の「ちょうど良いサイズ感」と「空間に馴染む絶妙な色合い」。
これを100%再現するために、型を自作し、色を調合してキャンドルを手作りしました。ほんの少しのサイズや色の違いが、写真全体のクオリティを大きく左右するのです。
すべては「最高の1枚」に出会うため
撮影までに時間がない中での手作りは、決して楽な作業ではありません。
それでも私たちがDIYを選ぶのは、「写真を見た人に、その料理のストーリーや温度感を完璧に伝えたい」という強い思いがあるからです。
パッと見では気づかないようなチャーシューの形や、キャンドルのサイズ感。
そんな細部へのこだわりの積み重ねが、人の心を動かすフードスタイリングを生み出しています。
次に写真や広告で素敵な食卓を見た時は、ぜひ「これ、もしかして手作りかな?」と、その舞台裏を想像してみてくださいね!


